・保険会社で実際に販売されている「自動車保険」は、いくつかの補償を組み合わせたり、示談交渉をセットするなどをして…「自家用自動車総合保険(SAP)」「自動車総合保険(PAP)」「一般自動車保険(BAP)」「ドライバー保険」などの商品種類に分かれていてます。
・「SAP(自家用自動車総合保険)」は、「対人賠償保険」「対物賠償保険」「自損事故保険」「搭乗者傷害保険」「無保険車傷害保険」「車両保険」の、6つの補償をセットにしたものです。
保険会社が対人/対物事故に関する示談交渉を行い、補償内容が充実しています。〈大型車両等は加入できない〉‥などの制限がありますが、「自動車保険」が自由化される以前は、《最もポピュラーなタイプの自動車保険》だったのです。
・「PAP(自動車総合保険)」は、「対人賠償保険」「対物賠償保険」「自損事故保険」「搭乗者傷害保険」「無保険車傷害保険」の5つがセットになっています。「SAP」とは異なり、全ての車両が対象となりまです。
しかし、自分の車を補償するためには、「車両保険」は別に契約することが必要です。
また、対人事故については保険会社が示談交渉を代行しますが、対物事故は自分で行わなければなりません。
・「BAP(一般自動車保険)」は、「SAP」の6つの中から選択した補償をセットして契約する自動車保険で、保険料を抑える場合などに利用されます。
全ての車両が対象ですが、保険会社による示談交渉の代行はありません。また、事故によって、補償される場合に制限があります。
・「ドライバー保険」は、自分で自動車を所有していない人のための自動車保険です。車を所有してはいないけれども、レンタカーなど他人の車を借りて運転した場合の事故に備えるものです。
補償内容に「対人賠償保険」「対物賠償保険」「自損事故保険」「搭乗者傷害保険」などが含まれ、対人/対物事故の示談交渉を保険会社が行います。ただし、家族の車を借りて事故を起こした場合は、補償の対象外になります。