補償の追加と節約〜特約と限定割引
・自動車保険では、基本となる保険を選択すると共に、『特約』によって必要な補償を準備することができます。
「特約」の内容は、保険会社によって様々です。
主な「特約」として、「他車運転危険担保特約」「代車費用担保特約」「身の回り品特約」「ファミリーバイク特約」「弁護士費用特約」などがあります。
・「ファミリーバイク特約」では、家族の中で原動機付き自転車を所持している場合、別途新たにバイクの保険に加入するより、安い保険料で加入することができます。
「弁護士費用特約」は、車の事故のほか、《ネットオークション》などの際のトラブルに利用できる場合もあります。
このほか、自然災害に対して補償される「地震・噴火・津波危険車両損害担保特約」などもあります。
・自動車保険の基本となる補償に制限を設けることで、保険全体の保険料を安くすることができます。例えば、運転手を限定することによって保険料が安くなります。「運転者(家族)限定割引」は、保険の範囲を本人や家族の運転に限って認めることで、保険料が割引になります。
「運転者限定割引」のほか、運転手を免許証の色(ゴールド)や運転歴で限定する「割引」や、年齢を限定する「運転者年齢限定割引」があります。
・「運転者年齢限定割引と」は、運転者の年齢を限定して補償することによって、保険料が割引かれる制度です。運転者の年齢は…21歳以上・26歳以上・30歳以上などに分けられます。保険会社によっては、さらに細かく設定する場合もあるようです。
一般的に、〈年齢(=熟練度)が上がるほど事故を起こす確率は低くなる〉…とされているため、《年齢区分》が高いほど保険料が安くなります。
・ただし、その《年齢区分》の対象外となる年齢の場合は補償されないため、注意が必要です。例えば、「30歳以上」で担保を設定している保険では…29歳の家族が運転して事故を起こしたとしても、保険による補償は受けられません。
・現在、「運転者年齢限定割引」利用している場合…申し込みから年数が経ち、さらに上の年齢条件にあてはまるようになった時点で、保険料が安くなることがあります。
ただし、家族で同じ車を運転する場合…自動車保険に加入する際は、運転者の中で1番若い方人の年齢に合わせる必要があります。