・自動車保険では、《保険の自由化と規制緩和》によって、各保険会社が保険料やサービスなど内容を独自に設定できます。自動車保険の保険料が設定されるポイントには、車種・年齢・免許証の色・使用目的‥など、多くの要素があります。
そして、基本となる保険料に『割引』が適用されて安くなる場合があります。「割引」の内容や割引率は、保険会社で異なります。保険会社によって元々の保険料率が違うのですが、各種の「割引」によって、さらに格差が生じるわけです。
・自動車保険には、「等級」による保険料割引のほか、保険会社によって様々な割引サービスがあります。以下は、割引サービスの一例です
○安全装置割引(ABS割引・(衝突)安全ボディ割引・エアバッグ割引・デュアルエアバッグ割引)…ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)やエアバックなどを装備している車での申し込みの場合
○ゴールド免許割引…契約者がゴールド免許を所持している場合
○運転者限定割引…運転者を本人に限定した場合
○長期優良(契約)割引…一定期間に一定等級以上で無事故の場合
○年間走行距離割引…一年間に走行する距離によって割引率を設定
○地域割引…運転をする地域によって保険料の割引率を設定
○インターネット(申し込み)割引
・上記のほか、契約形態による割引に、「運転者家族(夫婦)限定割引」「運転者年齢限定割引」「搭乗者限定割引」「早期契約割引」「複数所有(新規)割引」「新車割引」などがあります。また、安全装置に関するその他の割引には、「エコカー割引(環境対策車割引)」「横滑り防止装置割引」「盗難防止装置割引」などがあります。
自動車保険のいろいろな割引を活用して保険を選択することにより、保険料を節約することができます。
・「複数所有(新規)割引」は、自動車を複数台所有している場合の割引です。既に11等級以上で契約している車があり、2台目以降新たに購入した車が、1台目の車と同じ用途・契約者名で加入する場合…7等級の割引率が適用されるというものです。
《代表的な割引》というわけではないため、意外と見落としがちな割引のようですが、要チェックですね。
また、保険料の支払方法(一括払/分割払)も、割引条件の一つと言えるでしょう。