エコノミー+限定A〜当て逃げ無用!
・「エコノミー+限定A」は、文字通り「エコノミー」と「限定A」を組み合わせたものです。
保険会社によっては…「エコノミー」や「限定A」をそれぞれ単独で付帯するのではなく、あらかじめ「エコノミー+限定A」のセットしか、付帯することができない場合もあるようです。「エコノミー」と「限定A」の《補償力》の弱さは、保険会社のお墨付き(?)なのでしょうかねぇ‥。
・「限定A」は、「一般車両保険」に比べて保険料はかなり安いのですが…補償されるのは、《限定されたアクシデント》のみです。セールスポイントは、イマイチですね。
そして、「エコノミー」も保険料は安いのですが、補償は《車対車》の事故の場合に限られています。
そこで…「エコノミー」と「限定A」をセットで加入するパターンが、多くなっているようです。この二つの組み合わせで、最低限の補償はあるわけです。
・「エコノミー+限定A」は、「一般車両保険」から『自損事故』や《当て逃げ》などを除いたリスクがのみが補償される「車両保険」です。
「一般車両保険」では、『自損事故』と《災害》はもちろん、事故の相手が自動車以外の場合でも補償されます。しかし、この「エコノミー+限定A」で補償される範囲は…〈事故の相手が自動車のみ〉と《災害》の場合です。《当て逃げ》など、相手が分からない交通事故では保険金が支払われません。
・「エコノミー」と「限定A」を組み合わせても、補償範囲は「一般車両保険」より限定されています。したがって、保険料も「一般車両保険」よりも安く済みます。
頭の中で、補償と保険料が綱引きをしそうですね…。保険料が勝って、「エコノミー+限定A」で契約する場合は、『自損事故』はあきらめましょう。そして、《当て逃げ》に遭ったら…相手の車のナンバーや車種などの情報チェックは、必須です。