エコノミー〜補償範囲も節約!
・「車両保険」には『一般車両保険』と『エコノミー(車対車の車両保険)』があり、『エコノミー』は、「エコノミー」「限定A」「エコノミー+限定A」に分類されます。
『車対車の車両保険』の総称にも使用される「エコノミー」の正式名称は、『自動車相互間衝突危険車両損害担保特約』です。
・「エコノミー」は、《車対車》の事故による損害のみが補償される「車両保険」です。事故の相手が車…(二輪・原付を含み自転車は含まない)…であり、かつ〈事故の相手が特定できている場合〉に保険金が支払われます。
・「エコノミー」で補償されるのは、《他車との事故》による損害の場合だけです。したがって、自分の不注意で車を電信柱にぶつけた場合などは、この保険で車を直すことはできません。
また、相手が電信柱ではなく車でも、相手が特定されない場合は補償されません。事故の相手が明確で、特定できている場合のみ保険金が支払われます。
・「エコノミー」では、《当て逃げ》などで相手が特定されない場合は、補償の対象外となってしまいます。そのため、自分の車に他の車がぶつかって逃げてしまった場合…動揺や逆上(?)せずにナンバーを控えるなど、冷静に対処しなければいけません。
相手を特定する確たる証拠または材料がなければ、いかに〈ぶつけられた〜!!〉‥と主張しても、保険は適用されません。ナンバーを控えている場合でも、《下四桁だけのメモ書き》では、やはり補償の対象外です。
・「エコノミー」は、名前の通り、「一般車両保険」のエコノミータイプの保険です。補償の対象が幅広く、オールマイティな「一般車両保険」と比べると…保険料が安く押さえられる反面、補償されるリスクの範囲も狭くなっています。つまり、保険料が安い代わりに、補償範囲が狭い「車両保険」なのです。